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年金受給で休養を確保

ハートと聴診器

診断書の内容がキーポイントになる

うつ病は心の風邪などと言われていた時期もありましたが、根気良く治療をして、良くなってもぶり返さないようにコントロールしていく必要がある病気です。早く治りたい、早く職場復帰したいといった焦りは却って悪影響となる可能性があるので、気をつけたいところです。うつ病は放ってくと進行しやすく、中等度から重度になって生活や仕事に支障が出てしまった人の中には、障害年金を受給している人もいます。治療で一番大切なのは十分な休養なので、仕事を休んで障害年金の受給金で生活費を補うのも選択肢の一つです。仕事は休めたが家族がいて気が休まらないという場合は、入院するという方法も考えられます。入院すると規則正しい生活が送れるため、治療の助けになります。そして、治療の大黒柱となるのが、薬物療法です。抗うつ剤は副作用が出ることが多いので、始めは少量から開始する場合もあります。吐き気や頭痛など、辛い症状が出ることもありますが、数週間経つと効果が現れてきます。勝手に途中で服用を止めないことが大切です。数週間経っても効果が出ないようなら薬の種類を変えて、自分に合ったものを探していきます。認知療法などの精神療法も効果的であるものの、実施しているクリニックばかりではありません。重度の患者に対しては、昔ながらの電気けいれん療法が大変有効です。命の危機に晒されている状態においては第一選択となります。

重度のうつ病になると、自分では何もできないような状態に陥ります。このような状態であれば、障害年金を受給して当然と言えます。障害年金の審査は老齢年金と違って、等級判定ガイドラインを基準に診断書の内容が厳しく精査されるのが特徴です。ですから、診断書を作成してもらう前に、等級判定で考慮される要素をメモなどにまとめておくと良いです。うつ病であり、そのせいで生活や仕事に支障が来たしていることが明確になっていなければ、審査には通りません。医師に診断書へ記載してもらいたいことをしっかりと伝えられるようにしておきます。それに加えて、診断書を書いてもらう医療機関と初診の医療機関が異なる場合は、受診状況等証明書が必要です。初診日に加入していた年金制度や、それまでの年金納付状況を確認するためです。もし初診した医療機関がなくなっていたり、5年以上経ってカルテが廃棄されていたりした場合は、次に古い受診先に記入してもらいます。精神疾患は途中で病名が変わることも珍しくありません。その場合は、うつ病と診断された医療機関に診断書の作成を依頼します。ただし、ずっと生活に支障を来たすほど重症だった場合、他の病気と併せて申請できる可能性もあります。年金事務所などに相談すると良いです。ただ、人格障害と神経症については対象外となるので注意が必要です。