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手続きを進めるには

悩む女性

あくまでも書類上の審査

障害年金の請求手続きは、難しいともいわれますが、大切な書類はたったの3枚です。受診状況等証明書と病歴・就労状況等申立書、診断書になります。これらは、障害年金受給の重要な要件である3つのうち初診日要件と障害の程度を書類上で証明してくれるものになります。この制度は、公的年金であるため請求主義であるのはもちろんのこと、支給の可否は書類審査により決定するのが特徴です。たとえば、支給の可否を決定する認定医が存在しますが、この認定医によってうつ病患者が直接診察を受けて障害等級が決定されるわけではありません。あくまでも、現在の主治医および過去に治療を受けていた医療機関の主治医による診断書によって判断されます。そのため、自分が感じているうつ病の症状や辛さ、日常生活の不便さなどと主治医に伝わっている内容や感じていることに開きがあると、審査の結果に大きく影響するということを念頭においておくことが大事です。客観的に書類をみて、等級判定ガイドラインに該当しているか、内容に矛盾がないかということが大切になります。また、請求主義ですので、請求できることに気づいたときには、随分と年月が経過していることもあります。実際に、発病からまだ間が経っていなくて、転院もないのであれば手続きもスムーズですが、時間が経過するごとに初診日要件の証明は難しくなるケースは多いです。そのため、気づいて時点で、書類集めをすぐにでも開始することが重要です。

うつ病で障害年金の受給を考えるのなら、障害年金の受給要件のうち、最初に確認しておきたいのは、初診日です。その初診日が確定した時点で、次なる要件、保険料納付要件を満たしているかの確認を行います。うつ病の初診日において、どの公的年金制度の被保険者であったか、20歳前であったか、または、被保険者であった人で、国内に住んでいる60歳以上65歳未満に該当していたかを見ていきます。障害基礎年金の保険料の納付要件は、初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までの被保険者期間のうち、国民年金保険の被保険者期間と保険料の免除期間を合わせた期間が合計で3分の2以上あることです。これは厚生年金保険の被保険者期間や共済年金組合の組合員期間も含めることができます。ただし、初診日が令和8年の4月1日以前で、初診日に65歳未満の人は、初診日の属ずる前々月までの直近1年間の被保険者期間に、保険料の未納期間がなければ保険料納付要件を満たすという特別措置が現在は講じられています。また、障害厚生年金における保険料納付要件は、厚生年金保険の加入期間中に初診日がある場合、障害基礎年金と同じ納付要件を満たしていることが必要になります。そして、高校を卒業してすぐに働きだした人の中には、20歳前でも厚生年金に加入している場合はあり、このケースでは、20歳前の障害基礎年金ではなく、障害厚生年金を請求できます。